【最後に】営業マンのいうことは鵜呑みにしない

グルーポン掲載において、必ず気をつけなければいけない点

【必ず気をつけなければいけない点】

 

この章は本サイトでまとめ的な点になりますので必ず読んでおいてください。

 

 

1. 営業マンの言うことを鵜呑みにしない
※全員がそういうわけではないもの、信頼に値する営業マンは少数である。
2. リーピーターにさせる自身が無いのであればやらないこと
3. やるのであれば1回にすること。営業マンの言われるがまま複数回やると、取り返しの付かないこととなる
※消費者にとってグルーポン価格が、定価になったら一巻のおしまい。クーポン以外でお客さんが来なくなってしまうとグルーポン無しで運営していけなくなってしまう。そして実際そういう店舗は事実存在する。
また短期的には既存客もクーポン客で来店するため、売上げは落ちることを覚悟する。

 

1.営業マンの言うことを鵜呑みにしない。

 

これは非常に値が深い部分なので、最後にもう少し記述してみたいと思う。

 

 

これは私が一番嫌悪する部分でもあるが、はっきり言って8割がたの営業マンはあなたの店舗にリピーターがつくかどうかなんて気にしていない。

 

クーポンが売れるか売れないか。それしか考えていない。

 

このことをまず念頭においてください。
(もちろん全員ではありませんが)

 

 

日割り予算の存在
Gは基本的にクーポンが売れれさえすればよいので、あなたの店のキャパシティの限界までクーポンを発行、販売しようとしてくる。

 

なぜなら、エリアに応じた日割り予算というものがあり、それに見合う案件でないと、社内での掲載の優先順位が下がるためである。

 

※例えば東京とでは一日○○百万。大阪では○○百万という風に。
つまり例えばあなたの店舗が新宿にあったとして、1500円のクーポンを発行しようとすれば、(日割り予算を200万円と仮定すると)恐らく営業マンは最低でも発行上限枚数1500枚で提案してくるだろう。
※200万 ÷ 1500円 =1333枚

 

そしてこの1500枚という上限枚数を正当化するために色々なことを言ってくるだろう。
仮にキャパを超えてクーポンを発行、その後できませんでしたで全キャンセルすると、店が受けるダメージは計り知れない。(おせちやたい焼き事件を思い出してほしい)

 

現場ではかなり強引に上限数を上げているため、水面下でのキャンセル、トラブルは非常に多い。

 

 

クーポン購入者への強引な勧誘、売り込みは厳禁。もしやってしまうとすぐに悪い評判が広がる。

 

【クーポンビジネスの背景】

 

上記のような事態に陥るのにも当然それなりの背景がある。
一番大きい要因が、運営会社にとって、東京以外の地域ではほとんど赤字状態であるという点が上げられる。

 

地方でクーポンを出しても儲からないである。
具体的にどういうことかというと、完全成果報酬型、1日1〜2店舗掲載ということは当然1回の掲載でそれなりにクーポンを売らなければならない。
(クーポン紙や情報誌と違い、掲載できる店舗数には限りがある。1エリア1店舗だと純粋に1ヶ月で30店舗である)
が地方を見てみると、悲しいほど売れていない。

 

例えば普通の飲み屋で定価3000円を1500円で出しても、100枚売れれば良い方な地域がざらにある。
1500円で100枚だと売り上げは15万円で手数料はわずか7.5万円・・・
営業マンを雇って、webページも作成してこれではどう考えても企業としては赤字である。

 

するとどうなるか?出せば売れる都内エリアで地方の赤字を補おうとするわけである。
掲載数は限られる、となると当然1案件で売り上げを立てる必要が出てくる。
その結果都内での日割り予算は非常に高いものとなる。

 

Gを利用するメリットがあるのは主に広告費を捻出できない中小店舗が中心である。
そのため営業先もそういったところが中心である。

 

営業マンも首がかかっているので必死である。

 

都内エリア担当営業マンなどは、特に日割り予算は高いので、席数30やそこらの飲食店に、なんとかして千枚単位でのクーポン販売を持ちかけるわけである。

 

そうしないと契約しても掲載できないからである。

 

わけもわからず何となく、営業マンの言われるがままに契約してしまう店舗は、キャパシティを超えた、もしくはかなりギリギリの線まで集客させられてしまう。

 

現場ではクーポン対応できなくなることをパンクと呼んでいたが、社内ではパンクでクーポン全キャンセルも日常茶飯事、パンクまで行かないにせよ、終始フル稼働状態が数ヶ月間続き、すっかり店主がくたびれきってしまったケースもあった。

 

このような事が起こっても平気で営業マンは再び、「クーポン消化できたのでもう一回やりましょう」と持ちかけるわけである。

 

営業マンの言いなりになってフラッシュマーケティングを利用するのは非常に危険だというのが私の実感である。

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